奨学金サポートって何?
奨学金サポートとは
奨学金サポートは企業や病院が学生に卒業後自分たちの企業や病院に就職することを前提に学費をサポートする制度です。
他にも就職後に奨学金の返済をサポートしてくれる企業もあります。
この制度の利点は、サポートを受けた金額に税金がかからないことです。通常会社からの給料には所得税や各種保険料などの負担があるため2割程度は手取りが減ることになりますが、この制度では税金がかかりません。これは大きなメリットとなります。
私立の薬学部は一年で学費が200万ほどかかるため6年間通うと1000万以上は必要になります。そのため薬学生の半分近くは1000万円以上の奨学金を借りていることになります。これを20年で返済するとなると一か月で5万円近くの返済額になります。
一か月5万円が20年間続くと考えると恐ろしいですよね。
しかし、企業の奨学金サポートを活用すれば、そこの企業で一定期間働けば返済の必要などはありません。
では、どのような企業で奨学金サポートがあるのかをまとめてみました。
奨学金サポートのある企業一覧
クスリのアオキ | 最大120万円(追加試験なし) |
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日本調剤 | 最大252万円(追加試験あり) |
さくら薬局 | 最大300万円(追加試験なし) |
アイセイ薬局 | 最大480万円(追加試験あり) |
他にもありますが、大手の企業でしっかりとしたサポートがあるのはこのくらいでしょうか。
クスリのアオキと日本調剤はこちらで↓詳しくまとめています。


しかし、この奨学金サポートにもデメリットが存在します。
奨学金サポートのデメリット
- あとから別の会社に行きたくなっても、変えずらい。
- 決められた期間より早く辞めてしまうと一括で返済する必要が出てくる。
- 企業によっては、転勤が義務図けられている場合がある。
- 全員サポートを受けることができるとは限らない。
クスリのアオキなどは120万借りると4年間は勤務する必要があります。それより前にやめてしまうと、3年働こうが一括で120万円返済する必要があります。
日本調剤などは奨学金サポートを受ける人は、転居を伴う転勤ありのコースしか選択できないようになっています。転居したくない人などはこのサポートは受けられません。
奨学金サポートに追加試験が必要な企業では上位20名などの制約がある場合があります。その場合、奨学金サポートを当てにしていると、計画が崩れてしまいます。
このようなデメリットもあるので考えたうえで奨学金サポートを受けることにしましょう。
しかし、奨学金サポートは非常にメリットが大きい制度です。できればサポートを受けたほうが今後の資産形成に役に立ちますね!