新卒薬剤師 一番稼げるのはどこ?
新卒薬剤師の平均年収
厚生労働省の発表した薬剤師の平均年収は全体で562万円(男性は601万円、女性は536万円)。薬剤師の平均年齢は約40歳なので、日本全体でみると高収入です。
薬剤師になるには最短で6年かかるので、新卒の時は24歳以上です。
新卒薬剤師の平均年収は380万円。
独身の場合手取りは300万円。12で割ると25万円ほどなので一人暮らしでも十分な生活ができる年収です。
しかし、薬剤師になるためには6年間で私立の大学だと学費が1,000万円以上かかることがほとんどです。そのため、奨学金の支払いが月4~5万円!!
そのため、手取り25万円から5万円の返済があれば少しきつい!という人や出来るだけ早く返したいという人は年収の高い企業が気になるでしょう。
そこで、新卒でも高収入の狙える企業をピックアップしました。
新卒でも高収入を狙える会社
*製薬会社の開発職などの入社の難易度の高い会社は外しています。今から紹介するのは、面接さえ受ければ誰でも合格できるレベルのところです。
1.クスリのアオキ
クスリのアオキは大手薬局チェーン店では全国で一番新卒の年収が高い会社だと思います。
クスリのアオキの募集要項を見てみると分かりますが、キャリアアップ型(9時間勤務)の年収は600万円です。
1日1時間のみなし残業代込みですが、新卒の時点で薬剤師の平均年収より多い年収をもらうことができます。
さらに、奨学金サポート制度もありクスリのアオキに就職すること決めた時点から卒業まで月5万円(最大120万円まで)貰うことができます。

クスリのアオキの詳しい情報はここでまとめています。
2.アイセイ薬局
アイセイ薬局の初任給は250,000~450,000円まで幅があります。これは地域手当が最大で15万円つくからです。
他の薬局でも地域手当がつくところはありますが、15万円も付くところはここしか知りません。しかも、月収で45万円なのでボーナスを入れると600万円は貰えるでしょう。
先ほど紹介したクスリのアオキは地域関係なく600万円はもらえますが、9時間勤務です。しかし、アイセイ薬局は8時間勤務で残業代は別途支給のため、ド田舎でもいい!!という人はクスリのアオキよりおススメです!
ただ、注意しておきたいのは必ずしも手当てが15万円つく地域に赴任できるかは分からないということです。
そういった地域はいきたがる人がいないため、高給なっていますが自分の意見が通るかは会社次第です。
確実に地域手当が欲しい人は次の求人がおすすめです。
3.僻地の求人を探す
北海道の田舎の方や島根・鳥取、離島などの薬剤師の求人では600万円以上のものをすぐに探すことができます。
ためにし、ファルマスタッフという転職サイトで”北海道” ”年収700万円以上”で検索してみると257件ヒットしました。
年収の高い順にみてみると、このような求人がありました。


*2021年6月18日時点での求人
どれも600万円以上の年収です。病院は薬局薬剤師と違い給料が非常に低い傾向にありますす。新卒時だと手取り月収は20万円を切ってきます。
しかし、網走市の病院の求人では年収600万円~と非常に高年収です。新卒可の求人でさらに住居まで用意してくれるという好条件です。
他にも200件以上このような求人があります。とりあえず求人を見る目的でも登録してみてはいいのではないでしょうか。
新卒の場合に注意してほしいこと
新卒で薬剤師として入ったら、最初に新人研修があります。大半の大手の薬局やドラックストアは研修を行う会社に委託して、新人研修のプログラムを新卒者に受けてもらい、その後店舗に配属されそこでも1年近くは研修のようなものがあります。
病院も同じく、1年目の人には先輩が付いて指導を行います。
しかし、僻地の薬局では人員不足により新卒でも高収入ですよ~!と謳い、研修を十分に行わずに即戦力として使ってしまうことがあります。
そのため、できれば先ほど紹介した中では僻地の薬局に新卒で行くことは避けたほうが良いでしょう。