【2021年7月】薬学部の国家試験模試・どのくらいの点数を取ればいいの?【全国統一ステップアップ模試】
7月の模試
薬剤師国家試験の模試は大きいものだと9月・11月・1月にある全国統一模試があり、その模試は全国の薬剤師国家試験受験者のうち7割に当たる1万人が受験します。
今回の7月の模試は国家試験の過去問が25%含まれている模試なので、自分の実力を正確に測るものではありませんが、他の人との比較ができるので受けて損はありません。
7月に行われるステップアップ模試は例年2,000人の受験生がいます。国家試験受験者の15%ほどしか受検しませんが、今年は4000人以上が受験しています。
これはコロナの影響の影響で、実習に遅れが出ている学校が多く勉強時間が足りていないことを危惧して早めに自覚を持たせようとする、学校側のあらわれでしょう。
何点取れば安心??
薬剤師国家試験に合格した人の7月の模試の平均点は”191点”ほどです。薬剤師国家試験の合格点は相対評価なのですが大体220点前後です。
国家試験に合格する人は今の時点で191点の成績を収めていることになります。(過去問が入っているので点数は高くなっていますが)
今年の結果は以下のようになりました。
平均点 | 点数 |
総合 | 169 |
必須 | 57 |
一般 | 111 |
平均点が169点なので、これの95%の点数(160点)以上得点できていれば国家試験合格圏内に入っています。例年この基準からあまり外れることはありません。
この結果をもとに勉強するところを決めよう!
模試を受けたあとは個人カルテが配布されると思います。

個人カルテは冊子になっていて、自分の成績・全国平均・全問題の正誤などが載っています。
これを活用して勉強していくのが効率のいい勉強法です。国家試験は相対評価なので皆が間違えるような問題を勉強する必要はなく、みんなが解けている問題を落とさなければ合格できるようになっています。模試の個人カルテでは網掛けという欄があり、網掛けは全体の正解率が60%を超えた問題で、自分が不正解になったところです。
最終的にはこの網掛けが0になるようにしていけば、間違いなく合格できます。さらに、網掛け問題はみんなが正解しているところなので、難易度は高くありません。